郷土料理レシピ

あくまき

ぷるぷる食感の、鹿児島の伝統おやつ。

あくまき

あくまきは、木やそばがらなどを燃やした灰からとったあく汁に浸したもち米を、孟宗竹の皮で包み、数時間煮込んで作る鹿児島の郷土菓子で、ちまきとも呼ばれます。あく汁には殺菌効果があり、あくまきは日持ちがよいため保存食としての役割もありました。もともと関ケ原の戦いで、薩摩軍が「あくまき」を兵糧食として携帯し、腹を満たして士気が上がったと言い伝えられているそうですが、はっきりとした記録がありません。「子どもに強くたくましく育ってほしい」という願いをこめて、端午の節句に欠かせないものとなっています。

材料(15 本分)

<材料> 15 本分
もち米 1升(1.5 キロ)
あく汁 1升(1.8 リットル)
竹皮  15 枚
【もち米:あく汁=1:1(体積比)】

<準備>
① もち米を洗い、あく汁に一昼夜浸し、ザルにあげて水気を切る。
② 竹皮は水に2 ~ 3 日つけてやわらかくし、うぶ毛を亀の子たわしで取る。
③ 結ぶひも用に、竹皮の根元の方から太め(1cm 程)に3本裂く。

作り方

  1. あく汁に浸したもち米(140g 程度)を竹皮の真ん中におく。
  2. 1cm ずらして合わせ、巻き込んできっちり折りたたむ。
  3. 左右もきっちり折りたたむ。
  4. 竹皮で作ったひもで、両端とまん中をきつめにしばる。
  5. 余分なひもを切りとる。
  6. たっぷりの水に、包んだ あくまきを入れる。
  7. 落とし蓋をし、水をつぎ足しながら煮る(普通の鍋で3時間)。
  8. 米粒の形がなくなればできあがり。
このページを共有する

最新のブラウザをご利用ください

現在お使いのブラウザは動作保証外となりますので、一部のページが正しく表示されない場合があります。当サイトでは最新のブラウザでのご利用を推奨しております。

鹿女短 食育ステーション | 学校法人 志學館学園