郷土料理レシピ
黒糖羊羹
特有の風味をもつ黒糖は、お茶請けとしてそのまま食べる他、菓子や黒糖焼酎などの原料となっています。
藩政時代、薩摩では、黒糖は藩の統制物資であり、黒糖をふんだんに使った料理は、庶民には贅沢な高級料理でした。
明治維新後、黒糖が自由に得られるようになると、菓子はもちろん、料理にも可能な限り黒糖を用いて甘みをつけました。鹿児島の料理の味付けが全般的に甘いといわれるゆえんです。
材料(流し箱(大)1 個分)
┌棒寒天 12g
└水 450cc
┌小豆 150g
│水 ひたひた~適宜
└黒砂糖 380g
作り方
- 棒寒天は、洗って細く裂き、分量の水に浸漬する。
- 圧力鍋に洗った小豆と、ひたひたになるくらいの水を入れ、蓋をせずに火にかける。
- 沸騰したら、ザルにあけ、再び、圧力鍋に小豆とたっぷりの水を入れ、蓋をして加熱する。蒸気が上がったら弱火にして約15 分加熱する。圧力鍋の蓋の上から 水をかけて圧を抜き、蓋を開けて、ザルにあけ、小豆の粒がなくなるまでミキサーにかける。
- ①を加熱し、十分に煮溶かす。
- 黒砂糖を加え、溶けたら③の小豆を入れ、全体量が900g になるまで練りながら加熱する。
- 粗熱を取り、流し箱に流し入れて冷蔵庫で冷やし固める。