郷土料理レシピ
さつますもじ
目に鮮やかな色とりどりの具材と、合わせ酢の甘い香りが食欲をそそります。
「すもじ」とは、「ちらしずし」のこと。有名な郷土料理「酒ずし」が大人のすしだとすると、これは「みんなで囲む家庭のすし」でしょうか。3月の桃の節句をはじめ、家の祝い事がある度に作る家庭も多いようです。
具は甘辛く味付けするものと、薄い味を付けるものに分けて煮ると、味の濃淡が食べていて楽しいです。
高菜の漬物やフキをいれてもおいしいですね。山盛りにして、たっぷりの錦糸卵をのせてみました。
(写真提供 千葉しのぶ)
材料(4~5 人分)
米・・・3 合
合わせ酢
- 酢・・・大さじ4(60cc)
- 砂糖・・・大さじ4(40g)
- 塩・・・小さじ2(10g)
地酒・・・大さじ3~4
薄い味付けの具
- 鶏もも肉・・・100g
- 人参・・・60g
- ごぼう・・・60g
- 茹でたけのこ・・・60g
- 淡口醤油・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
濃い味付けの具
- 干椎茸・・・4 枚
- きくらげ・・・40g
- 濃口醤油・・・大さじ1.5
- 砂糖・・・大さじ1
- 本みりん・・・大さじ1
作り方
- 干椎茸ときくらげは、それぞれ水で戻して細切りにし、分量の調味料とひたひたになるように干椎茸の戻し汁を加え、煮詰める。
- 茹でたけのこ、人参は1cm 角の薄切り、鶏肉は1cm 角に、ごぼうはささがきにして水につけてアク抜きし、鍋に入れ、分量の調味料とひたひたになるよう水を加えて煮る(茹でたけのこは飾り用に少し穂先を縦に切っておくとよい)。